巨人は14日、二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチと駒田徳広3軍監督が今季限りで退任すると発表した。ともに球団方針で来季の契約を結ばないと通告され退団する見込みとなった。
駒田3軍監督はこの日、ジャイアンツタウンスタジアムで普段通り3軍練習に参加。野手の居残り特打まで指導した後、球団から通告を受け退任が決まった。
21年オフ、3軍監督に就任し、現役時代に横浜にFA移籍して以来、29年ぶりに巨人に復帰。今年は教えを受けた三塚、笹原が育成から支配下に昇格した。打撃不振で3軍降格した浅野に的確な助言をし復調の手助けをしたこともあった。
退任が決まった駒田監督は「4年間、お世話になり感謝の気持ちでいっぱいです。中途半端な巨人のOBだったんだけど、こういうことをやらせていただき、OBですと胸を張れる。感謝したい。チームが変わらないといけないと。チームを新しくしようという意思が伝わってきたので仕方ないです」とコメントした。
その上で若手について「今年に関しては、まだまだ1軍では通用しないとかあったけれど、三塚にしても笹原にしても支配下になったり良かったですよ」とし、来季以降のエールとして「やっぱり突き抜けないといけない。マラソンもそうだけど、みんなと一緒に歩調合わせてたってこの世界では成功しない。