◇国際親善試合 日本代表3―2ブラジル代表(14日・味の素スタジアム)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、ブラジル代表(同6位)と対戦し、3―2で勝利した。MF中村敬斗は1―2の後半17分に同点弾を決めた。

 右サイドのMF伊東純也からクロスが上がると、エリア左の中村が右足でダイレクトシュートを放った。相手選手の足にボールが当たるが、思いも乗せてネットの中にねじ込んだ。直近の2年間でフランス2部Sランスで共にプレーした伊東と中村。ホットラインを開通させ「伊東選手がもった時にアイコンタクトというか。けっこう距離あったんすけど、来ると分かっていたので正直。めちゃくちゃいい球が来て、また今日取れて良かった」と笑顔で振り返った。

 ブラジル代表との対戦は今回で14回目だが、白星と3得点はどちらも初。史上最多5度のW杯優勝を誇るサッカー王国から得た逆転勝利は、来年6月開幕の本大会へ自信になる。強豪国からの劇的勝利は、2022年のカタール大会でドイツ、スペインを撃破したものとも重なる部分がある。当時は選出外だったが「相当価値のある勝利だと思う。みんなカタール思い出したって言っていた。カタールは行っていないんですけど。

こういう試合をカタールでやっていたのかと。それを肌で感じることができたので、すごくうれしかった」と、歴史を動かす1勝に自身にとっても大きな意味を感じていた。

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