◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・那須川天心―同級2位・井上拓真(11月24日、トヨタアリーナ東京)

 WBC世界バンタム級王座決定戦で同級1位・那須川天心(27)=帝拳=と対戦する同級2位で元WBA、WBC暫定同級王者の井上拓真(29)=大橋=が14日、横浜市内の所属ジムで、5戦5勝5KOのスーパーホープ・坂井優太(20)=大橋=と6ラウンドのスパーリングを行った。所属ジムの大橋秀行会長(60)が「6Rのハイレベルなスパーリングでした。

その後、井上真吾トレーナー、鈴木康弘トレーナー、北野良トレーナーに囲まれて猛烈な練習です!」と報告した。

 超豪華スパーが実現した。井上の相手を務めたのは、2022年世界ユース選手権同級優勝などアマ7冠を誇る日本同級8位、WBOアジアパシフィック同級12位の坂井だ。井上にとって、アマチュアで52戦50勝(7RSC)2敗の戦績を残したサウスポーのテクニシャンとのスパーリングは、もちろん那須川を想定したものだ。

 那須川も、武居由樹(29)=大橋=を下してWBO世界バンタム級王座を獲得したばかりの現役世界王者クリスチャン・メディナ(25)=メキシコ=をはじめ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=のスパーリングパートナーとして来日経験がある元WBC中米カリブ・バンタム級王者セサール・バカ=メキシコ=らとスパーリングを重ねている。

 両者とも、ハイレベルなスパーリングパートナーと拳を交え、大一番へ着々と準備を進めている。

 戦績は、井上拓が22戦20勝(5KO)2敗、那須川が7戦全勝(2KO)。

 試合はPrime Videoで独占ライブ配信される。

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