◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ブルワーズ―ドジャース(14日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ブルワーズのマーフィー監督が14日(日本時間15日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦の試合前に記者会見に望みを、次のように語った。

 今夜フレディ(ペラルタ)にどんな投球を期待するか。

 「カウントを先行し、攻め込み、3つの持ち球が最初から噛み合うこと。すべての試合が重要であり、彼にチャンスを与えようなんていう余裕はない。行くしかない。フレディは経験豊富であり、相手打線を理解している。だが、相手も彼を知っている。それは良いテストになるだろう」

 今季序盤に山本と対戦し、初回で降板させた。その試合から今夜に備えて参考にできることはあるか。

 「難しい。彼はまだ慣れていなかっただけで、それはどの投手にもあることだ。だが彼は修正してくる。今や本当に素晴らしい、野球界でトップ5に入る投手の一人だ。成績を見れば驚異的だ。

我々は徹底的に研究してきたが、昨夜のスネルのように完璧に抑えられる日もある。だが対抗しなければならない。あのクラスの先発を攻略するには戦略が必要で、どんなに調子が良くても崩す方法を見つけて、少しでも早く降ろす必要がある」

 ―キンタナは第3戦に何らかの形で関わると考えてよいか?

 「そう思う。もしかしたら今夜かもしれない」

 ―昨夜は反撃が少し及ばなかった。昨夜の9回の勢いを今日につなげることができるか?

 「できると思う。あれが我々のスタイルであることは選手たちも分かっている。我々がここにいるのは、粘り強さと決して諦めない姿勢があったからだ。それは今日の試合にもつながると思う」。

 ―経験豊富な相手と7戦シリーズを戦う上で、敵地のロサンゼルスへ行く前に1試合を盗む(勝つ)必要があるのでは?

 「その通りだ。勝つこと自体が難しい。だからこそホームのアドバンテージを生かさなければならない。昨夜の試合のような試合は勝たなければならなかった。

相手はあらゆる面で我々を上回った。相手は11残塁、我々は9回まで残塁ゼロ。それでも終盤に満塁までいき、そこから敗れた。それは心臓に突き刺さる痛手だ。我々が勝っていればまさに盗んだ試合だった。内容的には勝つに値しなかったかもしれないが、もし勝っていれば相手の視点は大きく変わっていただろう。だからこそ、あの転機を今度はこちらが引き寄せなければならない。難しいことだが、試合は9イニング27アウトずつある。我々がそれを生かす側にならなければならない」

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