バスケットボールりそなB1リーグ▽第3節 京都57(12―18、21―22、15―20、9―22)82広島(15日・京都市体育館)

 京都はホームで広島に敗れ、2季ぶりの4連敗で西地区最下位に転落した。第1クオーター(Q)途中で再逆転され、第2Q以降は一度もリードを奪えず。

主将でセンターのチャールズ・ジャクソン(32)が17得点、チーム最年長37歳のSG/SF古川孝敏が11得点と奮闘も、計57得点にとどまった。今季就任した伊佐勉ヘッドコーチ(HC、55)は「ディフェンスをいくら頑張っても、点が取れなかった。まず連敗を止めないと」と厳しい表情だ。

 試合前日に衝撃が走った。クラブは14日、昨季チームで唯一リーグ全60試合に出場し、1試合平均最多17・5得点だったSF/PFのアンジェロ・カロイアロ(36)が、インジュアリーリスト入りしたと発表。11月12日まで再登録できない。今季加入したPG/SG渡辺竜之佑(31)もコンディション不良で大事をとり欠場。10人で戦ったチームは第4Q、みるみる点差を広げられた。

 「チームは幸い同じ方向を向いている」と伊佐HC。PG小川麻斗(24)は「今は1点でも勝てればいい。負けている時こそ、ベクトルを自分たちに向けてやっていく」と前を向いた。京都が今季序盤、早くも正念場を迎えた。

(田村 龍一)

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