立憲民主党の野田佳彦代表が16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)にリモート生出演した。
番組では野田氏が15日に国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の藤田文武共同代表による3党党首の会談が行われたことを伝えた。
また自民党の高市早苗総裁が15日に立憲民主党・国民民主党・日本維新の会の3党の各党首とハシゴ会談。国民・維新の2党に対して自民との連立と21日に予定されている首相指名選挙の協力を要請した。日本維新の会の吉村洋文代表は、高市氏との会談後に会見に応じ、自民との連立を視野に入れた政策協議を両党間で行うことを明言したことも伝えた。
維新の吉村代表は野党3党党首会談には出席しなかったが、高市氏との会談には同席した。野田氏は、自民党と維新が急接近してきた連立協議の報道を受け「おとといあたりから自民党と維新が急接近しているんではないか?という情報は入っておりましたけれども」とし「まさか3党首の党首会談のあとに吉村さんが上京をされてきて高市さんとそこまで詰めていくというところまでは予想しておりませんでした」と述べた。
司会を務める羽鳥慎一アナウンサーは「吉村代表が自民党との会談にいました。この意味合いはどうですか?」などと尋ねた。
野田氏は「普通ですと、政党として3党首の会談を(維新は)藤田共同代表と中司(宏)幹事長の下でやってきているわけで、それを基本においていたと思うんです。そうじゃないルートから直接、たぶん吉村さんと高市さんの会談はセットされたと思うんです」とし「だとすると、維新の中でも多様な意見もあるはずなので、そのまま完全に自民と維新が首班指名選挙で足し算できるとは私は思っていません」と述べた。