◆第12回角田商事杯 日本少年野球東北中央支部・東北南支部新人大会▽3位決定戦 仙台泉ボーイズA(東北中央)7―6郡山ボーイズ(東北南)(9月21日・上山市民球場)

 来年3月の第56回春季全国大会の東北中央支部予選、東北南支部予選の組み合わせが決まった。ともに25日に開幕、順調にいけば11月1日に代表チームが決定する。

9月に2年生以下の新チームでの第12回角田商事杯東北中央支部・東北南支部新人大会で3位になった仙台泉ボーイズ(東北中央)、4位の郡山ボーイズ(東北南)は11日に開幕したゼット杯第37回東日本選抜大会(ヨーク開成山スタジアムほか)に出場した。

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 仙台泉Aが3位決定戦で勝利。1番・加藤、2番・小山のコンビが躍動した。

 初回に加藤が中前安打で出塁し二盗を決め、小山の左前タイムリーで先制。3回には加藤が中越え二塁打し三盗すると、小山が右越え三塁打。3点を加え主導権を握った。50メートル6秒3の加藤は機動力で貢献、小山は先発し5回を2失点と投打にわたる活躍だ。

 6回に逆転を許したが7回1死から加藤の四球、小山の死球から無死満塁の好機。渡邉が中前へ同点タイムリーを放つと、2死二、三塁から途中出場の渋谷が決勝の2点タイムリー。「すごく不調だったけれど、チームに貢献できて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 準決勝までチームをけん引した主砲の伊藤蓮が自転車で転倒し右肘を打撲。欠場となったがベンチで盛り上げ役に。

元ヤクルト投手の佐々木重樹監督(56)は「チームに幼さがあるけれど、誰が出てもそれなりにプレー出来ている」と評価。加藤と小山は「この勝ち方は大きい」と口をそろえた。全員野球でつかんだ白星が自信につながりそうだ。

【仙台泉ボーイズAの戦績】

▽2回戦(9月14日)仙台泉A 19―1 宮城

▽3回戦(9月15日)仙台泉A 5―4 宮城仙南

▽準々決勝(9月15日)仙台泉A 5―4 宮城栗原A

▽準決勝(9月20日)仙台中部 9―4 仙台泉

 【仙台泉ボーイズA・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※松好煌羽、中山瑛斗、加藤蒼甫、有賀慶二郎、佐藤来飛、佐藤壮泰、伊藤蓮、伊藤拓大、鈴木誠大、志村晴一朗、渋谷洋翔、渡邉蒼、小山朗、若目田隼、岩渕颯舞、増尾柊利

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