落語家の柳亭市馬が16日、東京・江戸川区総合文化センター大ホールで行われた、日本歌手協会が主催する「第52回 歌謡祭~歌は世につれ…昭和100年、戦後80年~」(17日まで)の昼の部に出演した。

 歌手としての活躍が認められ、同協会から「話題賞」としてステージで表彰された。

その後、名曲「一本刀土俵入り」で自慢の美声を披露。「落語はあんまり褒められないですけど、歌は褒められる」と照れると、客席からは温かい拍手が送られた。表彰状を授与した同協会の田辺靖雄会長からは「次は歌唱賞を狙ってください」と激励された。

 52歳だった2014年から落語協会会長を10年間務め、今春には紫綬褒章を受章。「好きなことを商売にして46年。大して国のためにもなってないんですけど、うれしいです」と謙遜しながら感謝した。

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