◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ドジャース―ブルワーズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルスードジャースタジアム)

 ドジャースのマーク・プライアー投手コーチ(45)が16日(日本時間17日)、2連勝で迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の本拠地・ブルワーズ戦前に会見に出席した。

 プライアー投手コーチはナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦の佐々木朗希投手(23)の初のリリーフ失敗に言及。

「今現在、リリーフ陣全体、特に彼(朗希)には負担がかかっている。フィラデルフィアでの投球は圧巻だった。そこから2、3日で登板して同じようなパフォーマンスを見せるというのは、難しい。それは(ブルワーズ守護神の)メギルでもだ。決して悪い投球ではなかった。まだリリーフ投手としての流れを模索しているところだ」とかばい、信頼が変わらないことを口にした。

 9月中旬にリリーフに転向した朗希。これまで救援経験はほぼなかったが、マイナー、メジャーのレギュラーシーズンで2度ずつリリーフ登板しただけで、ポストシーズンに突入し、チームのブルペン陣が不安を残していたことから抑えにも抜てきされた。

 フィリーズとの地区シリーズでは第1戦で2点差の9回に登板して日米通じて初セーブをマークすると、第2戦では1点差の2死一、三塁で登板して試合を締めくくり2試合連続セーブ。2勝1敗と王手をかけた第4戦では8回から登板して3イニングを無安打無失点の1人の走者も出さない完全投球を見せて、チームを突破に導いた。

 だが、リーグ優勝決定シリーズ第1戦では、2点リードの9回にマウンドに上がるも、2アウトを奪ったが、2四球と1安打で1点を失って降板。マイナーを含めて9度目のリリーフ登板で初めて失点し、救援失敗に終わった。

それでも代わったトライネンが試合を締めてホールドが記録された。

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