◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ドジャース―ブルワーズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルスードジャースタジアム)

 ドジャース・佐々木朗希投手(23)が16日(日本時間17日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の本拠地・ブルワーズ戦前の練習中に、30分以上もキャッチボールをして入念に状態を確認した。

 上半身、下半身と様々なチェックポイントを入念に確認しながら必死に投げ込んだ。

リリーフ投手の全体練習ではこれまで通りにエンリケスとキャッチボール。その後はブルペン捕手と“おかわりキャッチボール”を行い、途中からは傾斜こそ使わない平地ながら捕手に座ってもらってボールを投げ込んだ。

 これまでもリリーフ転向後に同様の調子を試合前にしていたが、途中に話し合いなどを含めて休んでいた時間があったとはいえ、計30分以上というのは異例の長さ。途中からはプライアー投手コーチ、マクギネス投手コーチ補佐もつきっきりで朗希の投球練習を確認。状態を心配しているようだった。

 リーグ優勝決定シリーズ第1戦の敵地・ブルワーズ戦では、2点リードの9回にマウンドに上がるも、2アウトを奪ったが、2四球と1安打で1点を失って降板となった朗希。マイナーを含めて9度目のリリーフ登板で初めて失点し、救援失敗に終わった。

 ロバーツ監督は第2戦前に「起用できないとは言わないが、使う可能性は低い」と話し、同試合では山本が完投したため登板機会はなかった。前日15日(同16日)に指揮官は「懸念はない。トレーナー、コーチ、全員が状態はいいと感じている。だから稼働可能だ。もしあした(第3戦)出番があれば準備はできている」と明言し、この日の試合前もプライアー投手コーチが「(第1戦で)悪い投球をしたわけではない。

少しずれていただけだ」と変わらぬ信頼を口にしていた。

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