◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン女子第5日(17日、大阪・モリタテニスセンターうつぼ)

 4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング16位で第1シードの大坂なおみ(フリー)が、シングルス準々決勝を前に棄権した。大坂は、15日に行われた2回戦の最終セット終盤で左太ももを痛め、トレーナーを呼び、テーピングで治療した。

 試合後の会見では「痛み止めを飲んでいるので、効いているのか、今は痛みがそれほどない」と話した。また、「私は(けがが)早く治るタイプなので、間に合うことを願っている」と、出場に向けて意欲を見せていた。

 前日の16日には、病院で検査を受けていたという。全米4強など、今年の夏のハードコート・シーズンで好結果が生まれ、「来年の(1月の)全豪が楽しみ」と話していた。それだけに、来季に向け、無理をしてけがを悪化させたくないという判断だろう。

 大坂は、16日に28歳の誕生日を、生まれた大阪で迎えた。長女のシャイちゃんも初めて大阪を訪れる予定だといい「自分の生まれた街を彼女に見せられるのはうれしい」と話していた。

編集部おすすめ