timeleszの寺西拓人(30)が17日、東京・紀伊國屋ホールで開幕した舞台「新 画狂人北斎‐2025‐」(22日まで、同所など)の取材会に出席した。
2017年に宮本亞門氏が演出し、墨田北斎美術館や英・大英博物館などで初演。
寺西は、本格的な時代劇に初挑戦。「所作の先生に教わったり、徳馬さんにもたくさん教わりました。歩き方から何まで学びの日々でした」と充実の表情を浮かべた。役では、グレーの着物にまげ姿。「初めてかつらをつけた時に不安でした。これであっているのかというのは正直ありました。スタッフさんが僕と同じ顔をしていて、その時は合っていなかったのでサイズ感を変更しました。(今は)新鮮で楽しんでおります」とほほ笑んだ。
もともと、宮本氏が寺西の芝居を見て、「ただ存在することができる役者がいたと大興奮した」ことがきっかけで、同作への起用につながった。
寺西と西岡の共演は2度目。西岡は「テラは去年も映画で会って知っていました。感性が豊かな男。鳥居のセリフじゃないけど、『ほめちぎってもな』。本当にほめられる人格。とても幸せです。そういう相手役に巡り合えて」と語った。
9月16日から今作の稽古がスタートし、5日に西岡が79歳の誕生日を迎えた。1970年に文学座の門をたたいてから55年。