◆明治安田J1リーグ ▽第34節 神戸―鹿島(17日・ノエスタ)

 前節終了時点で4位の神戸は、首位・鹿島との試合を0―0で折り返した。

 キックオフ直後から、エンジン全開だった。

強度高く奪っては、前を選択。FW大迫勇也を中心にボールを収め、攻撃を展開した。前半3分、FW宮代大聖のクロスがゴール前の大迫に届き、トラップから左足でシュート。相手の日本代表GK早川友基にセーブされるが、多くの時間を相手陣内でプレーする。その後もCKを連続で獲得すると、ファーサイドで待つ大迫、MF武藤嘉紀からシュートを放った。27分にはカウンターから右サイドバックに入っているDF飯野七聖が駆け上がり、クロス。MFエリキがスルーし、宮代が合わせたが枠を捉えきれなかった。30分時点でシュートを8本浴びせ、枠内が6本。怒とうの攻撃を仕掛けた。

 32分にはエリキが右ふともも裏を痛め、無念の途中交代。負傷から復帰したMF佐々木大樹が8月16日の横浜FC戦以来となる出場を果たした。守備では30分を過ぎた辺りから鹿島もボールを時間を持つ時間が増えたが矢印は前に向けさせなかった。

セカンドボールの回収、出足の速さ。自分たちのやるべきことを徹底し、主導権を握り続けた前半だった。

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