◆明治安田 J1リーグ▽第34節 神戸0―0鹿島(17日・ノエスタ)

 前節終了時点で4位の神戸は、首位・鹿島との試合を0―0で終えた。勝ち点差5は縮まらなかった。

 キックオフ直後から、エンジン全開だった。強度高く奪っては、前を選択。セカンドボールの回収、出足の速さ、ボールをつないでチャンスを生み出すスピード、どの部分も神戸はやるべきことを徹底し、ペースを握った。前半32分にはエリキが右ふともも裏を痛め、負傷から復帰したMF佐々木大樹が8月16日の横浜FC戦以来となる出場を果たした。

 しかし、得点は奪えず後半へ突入。少しずつ鹿島にもチャンスを与えるが、危なげなく対応し、終始流れをつかみ続けた。後半20分には佐々木と同じく負傷から復帰したばかりのDF広瀬陸斗も投入。吉田孝行監督が試合前に予想した「バチバチの」試合展開は総力戦で終盤に突入した。後半アディショナルタイムにはFW大迫がバイタルエリアから左足を振り抜くが、シュートは枠の外へ。2万5806人が詰めかけたスタジアムの大声援が飛び交う中、スコアレスドローで試合は終了した。死力を尽くした一戦は、勝ち点1を分け合う結果となった。

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