自民党と日本維新の会が17日、連立政権樹立に向けた2回目の政策協議を国会内で開催した。維新の藤田文武共同代表(44)は会合後の会見で「大きく前進した」と言及。
藤田氏は会見で「理解が前進した。ここから全ての項目において、最終の調整を行っていく」と連立に向け詰めの段階に入ったことを示唆。記者からの「大筋合意でいいのか」の質問には「いくつか整理しないといけないことがあるので、合意を確約できる状態には至っていない」とかわした。また、自民に要求した政策12項目のうち、どれが合意したかについては「最終的な答えを見ていただくという形にしましょう」と明言を避けた。
一方で、吉村洋文代表(50)が「絶対条件」とする議員定数削減については「(自分も)同じです。そのつもりで最終調整したい」と説明。企業団体献金の禁止については「(自民と維新で)かなり考え方が違うので、即答で(自民がイエスと)言うわけがない。折り合わなかったら全てご破算だとか言うのは違う」とした。
15日に党首会談を行った立民、国民には「きょう時点で両党に『模索は難しい、これ以上の協議は失礼にあたる』となって、ひと区切りをお願いした」と明言。野党連合による政権交代のもくろみは、露と消え去った。