◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース5―1ブルワーズ(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースは初の連投となった佐々木朗希投手(23)が9回を無失点で締めて“胴上げ投手”になった。最速は9月のメジャー復帰後9試合目の登板で最も遅い98・8マイル(約159・0キロ)。
第1戦では球速が低下しPS初失点を喫した。「自分の気づかないところで投球フォームが多分崩れてた」とフォームを修正。第3戦の試合前は30分以上もキャッチボールや、平地ながら座ったブルペン捕手に投げ込むなどして、納得いくまで腕を振った。一方、この日の試合前は約10分、投手のエンリケスとキャッチボールを行っただけ。復調への手応えはつかんだようだった。
PSは7試合に登板し3セーブ、1ホールドで防御率1・13。不安視されたブルペンの救世主になった。救援は今季限りが濃厚だが、ロバーツ監督は「私は朗希に自信を持っている。彼を信頼しているし、才能、精神面を信じている。だから連投もあまり心配はしていなかった」とたたえた。連投のハードルもクリアした「守護神・朗希」がWSでも躍動する。