◆第148回英チャンピオンステークス・G1(10月18日、アスコット競馬場・芝1990メートル、良)
5つのG1競走が行われるブリティッシュチャンピオンズデーの大一番に11頭が出走し、カランダガン(セン4歳、仏・フランシスアンリ・グラファール厩舎、父グレンイーグルス)が最後の直線で馬場の真ん中を突き抜け、2馬身1/4差をつけて圧倒した。勝ち時計は2分3秒19。
6月のサンクルー大賞、7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに続き、これでG1・3連勝。ミカエル・バルザローナ騎手は2021年のシリウェイ以来、4年ぶりの勝利となった。同馬はジャパンC・G1(11月30日、東京・芝2400メートル)に予備登録している。英レーシングポストの記事で、グラファール調教師は「彼が全力を尽くしてくれることは分かっています。次のレースはジャパンCを考えていましたが、勝つのが難しいレースです。状態を見てチームと相談します」とコメント。今後の動向に注目が集まる。
「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で単独トップ128ポンドのオンブズマン(ウィリアム・ビュイック騎手)は2着。アルマカム(キーラン・シューマーク騎手)は、フォワ賞に続いての3着。愛チャンピオンSなどG1・2勝で、今回がラストランのドラクロワ(クリストフ・スミヨン騎手)は4着だった。
英チャンピオンSは1着賞金が73万7230ポンドで約1億4503万円。欧州10ハロン路線のシーズン総決算レースとされ、2012年のフランケル、2008年のニューアプローチなど多くの名馬が勝っている。