◆ゼット杯 第55回日本少年野球関西秋季大会 ▽中学生の部・2回戦 芦屋ボーイズ(兵庫県東支部) 6―7 京都嵐山ボーイズ(京都府支部)(10月19日・ReFillスタジアム)

 大会第2日は、中学生の部の2回戦全8試合などを実施。昨年の1年生大会「関西さわやか大会」を制した現世代の関西王者、京都嵐山ボーイズが逆転勝ちでベスト8に進んだ。

 4回の攻撃まで4点のビハインド。だが、世代王者が苦境をはね返した。4回無死満塁から石原の適時打、増田の押し出し四球、名倉の犠飛で1点差に。さらに今釘の右前に落とす安打で、二塁走者の石原が相手守備の隙を突く好走塁で同点のホームを踏んだ。打撃と足でも見せた扇の要は、「いい打者がいっぱいいるので、つなぐ意識で打った。(生還の場面は)狙っていた。判断と足には自信がある。今日は100点」と笑顔がはじけた。

 2点を勝ち越した6回に追いつかれたが、最後は4番が仕事を果たした。直後の攻撃で2死三塁から、大島が中堅越えの決勝三塁打。「塁に出てほしいところで(安達主将が)出てくれたから。スライダーを狙っていた。

最高でした」と狙いすました一打を自賛した。

 決勝打の直前、三ゴロをヘッドスライディングで出塁(記録は失策)したのが安達主将。激戦をモノにして、「甲子園(タイガースカップ出場権のベスト4)まで、あと1勝。全員で一つ一つ勝って、また関西制覇したい」と“2冠奪取”へ意気込んだ。

 そのほかでは、初出場の大阪泉大津ボーイズ(大阪阪南支部)を始め大津瀬田ボーイズ(滋賀県支部)、大阪柴島ボーイズ(大阪北支部)、龍野ボーイズ(兵庫県西支部)、近江ボーイズ(滋賀県支部)、南都ボーイズ(奈良県支部)、和歌山御坊ボーイズ(和歌山県支部)が準々決勝に駒を進めた。

 小学生の部は1、2回戦5試合が行われ、新たに和歌山橋本ボーイズ(和歌山県支部)、香芝ボーイズ(奈良県支部)、大阪柴島ボーイズが8強進出を決めた。

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