19日放送の日本テレビ系報道番組「真相報道バンキシャ!」(日曜・午後6時)では、自民党と日本維新の会が20日にも連立政権合意書に署名する見通しとなり、21日の首班指名選挙で高市早苗新首相誕生の可能性が高まったことを報じた。

 同番組では、この日、大阪市内で常任役員会を開いた維新が政策協議の対応を吉村洋文代表と藤田文武共同代表に一任することを決めたことを報道。

 番組の直撃取材を受けた安倍内閣で外務副大臣などを歴任した自民党の中山泰秀・元衆院議員は大阪が地元も現在は大阪で強さを誇る維新候補に敗れ落選中。自民と維新の連立成立の場合、これまで対決してきた維新候補とバッティング。出馬自体ができなくなる可能性もある。

 同番組の単独インタビューに答えた中山氏は「現時点で私が思うのは、とにかく、どんな手段を使ってもいいから高市さんが内閣総理大臣に首班指名で、きちっと選ばれて(首相)官邸に入られるというのが最も重要だと思っていて、それ以外にない」と、まず発言。

 次期衆院選に出馬できなくなる可能性について聞かれると「その時が来てみないと分からないですよね」とポツリ。「だから今、一番、目の前にあるのは、とにかく首班指名を勝ち取ること。そこから先にならないと、まだ仮定の質問に答えるのは難しいと思います」と続けた。

 しかし、番組のカメラの前で「私の中では維新が一番の敵なのね。それと連立を組むんやったら、中山先生、大丈夫ですか?」と問いかける同氏の支援者もいた。

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