ソフトボール ニトリJDリーグ 第13節(19日、群馬・宇津木スタジアム)

 東地区2位のビックカメラ高崎はホームで西地区2位の豊田自動織機を5―0で勝利を飾った。五輪2大会金メダルのレジェンド・上野由岐子投手が先発し、7回を投げて7奪三振、被安打2で完封勝利。

前身日本リーグを含めて史上初の通算2500奪三振を達成した。

 上野は試合後、会場MCから「2500奪三振おめでとうございます!」と祝福され「ありがとうございます」と笑顔。完封勝利については「今日は丁寧に投げられたと思います。三振を取りに行く感覚はあまりないです。(丁寧に投げた)結果、三振だったという感じでした」と振り返った。

 福岡・九女(現・福大付若葉高)を卒業後、2001年に日立高崎(現・ビックカメラ高崎)に入団した。04年アテネ五輪銅メダル、08年北京、21年東京五輪で金メダルに輝いた43歳のレジェンド。実業団25季目の今季は4月のホンダ戦で前人未到の通算250勝を達成。「2500奪三振もそろそろ? そう簡単には迎えないと思うけど、少しずつ積み重ねていけたら。そのうち、神様が『今だ』というタイミングで達成させてくれると思っています」と語っていたが、その右腕で現実のものとした。

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