4年ぶり11度目の春高(全日本高校選手権・2026年1月5日~東京体育館)へ。札幌大谷女子バレー部が貴重な体験をした。

19日、北海道で合宿中の中国・江蘇省女子ジュニアチームと交流を兼ね、自校体育館で練習試合を行った。

 17歳で中国代表でセッターを務めるジャン・ズシャンの他、190センチ台が6人いる相手と4セット対戦。第1セットは22―25と競り合ったが結果は0―4。竹原優里奈主将(3年)は「ブロックが北海道にないくらい高かった。サーブも強くて、そこからの切り返しなどいい経験になった」と初の海外勢との対戦に、収穫を得た。

 11月4日から全日本高校選手権の道代表決定戦が札幌で始まる。今年の全国高校総体の8強入りに続き、全国での躍進へ、竹原主将は「春高に出たことがないので。絶対、優勝します」と刺激を胸に誓った。

 〇…江蘇省ジュニアチームに、道産子の印東玄弥氏(54)がコーチとして帯同した。江別市で生まれ、恵庭南高から日体大に進み、卒業後に指導者となった。Vリーグの男女で監督を務めた他、米国やノルウェーでも代表チームなどを指導。23年に中国スーパーリーグに所属する江蘇省トップチームのコーチに就き、強豪に押し上げた。

4か国語を操り「どこに行っても困らない感じなので。必要とされる場所でチャレンジしている」と世界を股にかけ、活動している。

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