20日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)がこの日、自民党と連立政権の樹立で合意する方針を明らかにしたことを報じた。
吉村氏は午後6時から自民・高市早苗総裁と会談して正式合意し、連立政権の合意書に署名する。
この日の番組には、上京直前の吉村氏がスタジオ生出演。MCの宮根誠司氏に「政治とカネ、企業・団体献金の廃止っていうのが(合意条件の)優先順位に入ってないんですが、あきらめたわけじゃなくて?」と聞かれると「あきらめたわけじゃありません。少し時間がかかるなとは思います」と返答。
「企業・団体献金の禁止というのが僕たちの考え方ですが、考え方だけじゃなくて、実際にやってきました。他の民主党もいろいろ言うんですけど、労働組合から献金を受けたりしてる。僕たちは実際にしんどいけど、やってきました。業界団体からオカネを受けると、そこに配慮する政治をしなきゃいけないんじゃないかって、それは嫌だってやってきました」と続けると「自民党はどういう考え方かって言うと、業界団体からオカネを受けるのはいいと。これは悪いことじゃないと。海外だって受けてるじゃないかと。大事なのはそれを透明にしていくこと、見える化していくのが大事なんだっていうのが自民党の考え方。かなり基本的な考え方の出発点が違います」と両党のスタンスの違いを説明した。
その上で「でも、これはなんとか、きれいにしていかなきゃいけないって思いは高市総裁も持っているので協議をしてます」と明かすと「今、どういうことになるかと言うと、上限をもっと下げるべきじゃないかとか、受け手として企業から受け取るオカネをどうするか、労働組合から受け取るオカネをどうするか、共産党なんて言うのは赤旗という機関誌で政治の活動資金をまかなっている。政治資金のあり方というのを、もう1回、きちんと立ち位置を考える。僕らだけ禁止してますけど、他の政党はもらっている、いろんなポジションがあるんですよ。もう1回、全部をあらいざらいにして、あるべき姿を考えようと高市さんとも合意しています。高市総裁の任期中にしっかりやろうと話してます」と続けた。