亀田和毅、いとこ京之介戦に興味なし　「目前の試合に集中してほしい」苦言も　所属ジムの興行発表会見で
TMKジムの次回興行をＰＲした（右から）亀田和毅、北山鷹刀、龍登、獅王虎（れおと）、南アフリカ出身の亀田正毅（カメラ・田村　龍一） 画像（1枚）

　プロボクシング亀田３兄弟の三男で、元世界２階級王者・亀田和毅（３４）＝ＴＭＫ＝が２０日、大阪市内で所属ジムの興行発表会見に出席し、いとこの亀田京之介（２７）＝ＭＲ＝との対戦には興味がないことを明かした。

　会見後に和毅は、このほど京之介が和毅との対戦を希望したことに話題が及ぶと「あるわけない」ときっぱり否定。

「俺は小さい頃、京之介のオムツも替えていて、弟のようなもの。殴れるはずがない」と苦笑い。「俺も兄ちゃんらに対して、やったろうと思ったこともあった。それと同じじゃないかな」と、いずれも元世界王者の長兄・興毅氏、次兄・大毅氏へ対抗心を燃やしたかつての自身と重ねた。

　京之介は２５日にキルギス共和国で、元世界３階級王者・ジョンリール・カシメロ（フィリピン）戦を控える。和毅は「俺の名前なんか出していないで、目の前の試合に集中してほしい。決して弱い相手じゃない」と現在２連敗中の京之介を心配した様子だった。

　この日の会見では、ＴＭＫジムの次回興行（１２月３日・関西テレビなんでもアリーナ）を発表。メインでは、南アフリカ出身で“亀田家の隠し子”の異名をもつ亀田正毅（まさき）が、プロ３戦目でＩＢＯ（日本非公認）インターナショナルスーパーフェザー級王者・ルイス・ミラン（ベネズエラ）とノンタイトル８回戦で対戦。亀田３兄弟の“後継”として和毅が期待を寄せ、ＴＭＫジムで練習を積む北山３兄弟のスパーリングなどが行われる。

　和毅は３階級制覇を狙った５月の世界挑戦でＩＢＦフェザー級王者・アンジェロ・レオ（米国）に判定負けも、現役続行を希望。自身の次戦については「きょうは、まだ発表できない」と報道陣をけむに巻いた。

　

　◆亀田和毅（かめだ・ともき）１９９１年７月１２日、大阪市西成区生まれ。３４歳。亀田３兄弟の三男で２００８年、メキシコでプロデビュー。１３年にＷＢＯ世界バンタム級王座奪取。１８年にＷＢＣ世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得し、２階級制覇。身長１７１センチの右ボクサーファイター。メキシコ出身の妻・シルセさんと２男。

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