◆プロボクシング ▽日本ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定10回戦 王者・小林豪己―同級2位・森且貴(21日、東京・後楽園ホール)  

 日本ミニマム級王座決定戦の前日計量が20日、都内で行われ、同級1位・小林豪己(26)=真正=が47・5キロ、同級2位・森且貴(25)=大橋=が47・4キロでクリアした。9月14日に名古屋・IGアリーナでWBA世界同級王座を獲得した松本流星(帝拳)が返上した王座を争う。

 元WBOアジアパシフィック同級王者の小林は、1月の防衛戦で松本とWBA世界同級王座決定戦を闘った高田勇仁(ライオンズ)に1―2の判定で敗れて以来の再起戦となる。「モチベーションは過去イチ。やる気が違う。森選手はキャリアも上だし気持ちも強いが、森選手がどんな戦い方をしてきても勝てるような練習はしてきている」と自信をみなぎらせた。

 森は、4度目の日本同級王座挑戦。昨年9月に日本同級王座決定戦で松本に7回TKO負け。今年3月、同級8回戦で諸岡直樹(セレス)に判定勝ちし、再起を果たした。「週3回(平岡)アンディ君たちとの練習もしてきて、できることはすべてやってきた。(過去3度の挑戦も)毎回全力で準備してきたが、今回は獲るタイミングが来たと思って、やっと獲れるという思いで準備してきた」と悲願の王座奪取を誓った。

 戦績は小林が8勝(5KO)2敗、森が13勝(3KO)4敗。

 興行では4大タイトルマッチが開催される。

 メインイベントの東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチでは、王者・田中空(24)=大橋=が同級3位・坂井祥紀(34)=横浜光=を相手に初防衛戦に臨む。

セミファイナルの日本フェザー級タイトルマッチでは、王者・阿部麗也(32)=KG大和=が同級1位・殿本恭平(30)=勝輝=の挑戦を受ける。WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦では、同級1位・北野武郎(21)=大橋=と同級3位ジョセフ・スマボン(23)=フィリピン=が王座を争う。

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