◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦10回戦 同級1位・北野武郎―同級3位ジョセフ・スマボン(10月21日・東京・後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦の前日計量が20日、都内で行われ、同級1位・北野武郎(21)=大橋=が47・5キロ、同級3位ジョセフ・スマボン(23)=フィリピン=が47・1キロでクリアした。

 日本ユース同級王者の北野は、8月21日の日本ユース同級タイトルマッチで挑戦者の松本磨宙(24)=泉北=を3回TKOで下して初防衛に成功。

WBA7位、WBC10位、IBF13位、WBO11位と4団体すべてで世界ランクに入っている。

 「(WBOアジアパシフィック・タイトル挑戦は)いいタイミングかなと思っている。タイトルというか、スマボン選手に勝ちたいという気持ちの方が大きい。足腰をしっかり鍛えるために走り込んできた。みんながビックリするような試合内容にして自分の評価を上げたいと思っています」と意気込んだ後、「すいません、生意気言っちゃって…」と恐縮していた。

 挑戦者のスマボンは昨年6月、WBOアジアパシフィック同級タイトルマッチで王者・小林豪己(真正)に挑戦するも判定負け。再起後2連勝しており、再び王座に挑戦する。

 戦績は北野が9勝(4KO)1分け、スマボンが8勝(4KO)1敗。

 興行では4大タイトルマッチが開催される。

 メインイベントの東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチでは、王者・田中空(24)=大橋=が同級3位・坂井祥紀(34)=横浜光=を相手に初防衛戦に臨む。セミファイナルの日本フェザー級タイトルマッチでは、王者・阿部麗也(32)=KG大和=が同級1位・殿本恭平(30)=勝輝=の挑戦を受ける。日本ミニマム級王座決定戦では、同級1位・小林豪己(26)=真正=と同級2位・森且貴(25)=大橋=が王座を争う。

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