俳優の松田洋治石田ゆり子、映画プロデューサーの鈴木敏夫氏が20日、都内で「もののけ姫」4Kデジタルリマスター(宮崎駿監督、24日公開)のIMAXプレミア試写会舞台あいさつに登壇した。

 1997年に初公開され、今もなお、国内外から人気を博している「もののけ姫」。

今作はスタジオジブリ監修のもと、最高画質の4Kデジタルリマスターで再上映される。

 松田は当初、主人公・アシタカの声優をする事を知らなかったという。「役のオーディションを受けて、それっきり何の連絡も無かった。映画館で特報が出て、それを見た方から『洋治すごいね。ジブリでの新作の主役やるんだね』って聞いて…。俺主役やるんだってビックリした」と裏側を明かした。

 公開から28年がたった「もののけ姫」は、これまで観客動員数1500万人を記録。興行収入は200億円を超え、名作の1つにも挙げられるが、松田はここまでの大ヒットは予想していなかったという。「ジブリの新作ですから、ヒットするとは思っているんですが、ここまで…っていう。この作品はちっちゃい子とか、家族連れはしんどいから、数字的にはそこまで出ないんじゃないかって上条(恒彦)さんがおっしゃってて。ふたを開けてみたらあんなことになって。えらいことになったなって思いました」と大ヒットに驚いた様子だった。

 作品のすごさについて、サン役の石田は「海外に行くと、『どんな作品に出ていますか』と聞かれる。その時に『もののけ姫でサンの役をやっています』って言うとものすごい尊敬されて。『わお!』って感じになるのは、さすがジブリ。本当にすごいこと」と四半世紀たっても色あせない作品のすごさを改めて感じていた。

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