エンゼルスが新監督として招聘(しょうへい)を目指していたアルバート・プホルス氏(45)が、候補から外れたと20日(日本時間21日)、米メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者らが報じた。

 14年に地区優勝を果たして地区シリーズに進んでから11年連続でポストシーズンに進めていないエンゼルス。

現時点では全30球団の中で最もポストシーズンから遠ざかっており、低迷が続いている。昨季から指揮を執っていた73歳のワシントン監督は今年6月から体調面の問題で療養して現場から離れ、そのままシーズン終了後には退任することが発表されていた。

 チーム再建を目指すエンゼルスは、12年から21年途中までチームでプレーした通算703本塁打のレジェンドスラッガー、プホルス氏の監督招聘(しょうへい)を目指していた。だが、合意には至らなかった模様で、新候補探しに切り替えることとなりそうだ。プホルス氏を巡ってはオリオールズやパドレスなども新監督候補として動いているとされ、両チームの一騎打ちとなる可能性が高そうだ。

 エンゼルスは2000~18年までソーシア監督が長期政権を務めたが、その後は毎年のように監督が代わっている。大谷翔平投手(31)のエ軍2年目だった19年のオースマス監督は1年限り。20年からはカブスをワールドシリーズ制覇に導いた経験のあるマドン監督が就任したが、22年途中に解任となった。23年は22年途中から監督代行として指揮を執った現西武外野手の父でもあるネビン氏が監督に就任したが、大谷の抜けた24年からはワシントン監督が就任した。15年から11年連続でポストシーズン進出を逃し、16年から10年連続で勝率5割以下と苦しんでいる。

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