フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、フランス大会で銀メダルを獲得した坂本花織(シスメックス)が21日、羽田空港に帰国した。GP今季初戦を振り返り、「欧州で点数を出すという課題は少し達成できたけど、2位はやはり悔しい。

また一段と、気合いが入りました」と語った。

 SP、フリーともに2位ながら、合計は224・23点。1位は中井亜美(TOKIOインカラミ)で227・08点でGPデビュー戦Vとハイレベルな争いとなった。3位は住吉りをん(オリエンタルバイオ)と日本勢が表彰台を独占。「220点超えで2位というのが激戦過ぎて…。でも、そこで戦えている自分がいるというのも、若干ホッとした」と坂本。17歳の新鋭に競り負けたものの、「まだ自分自身にも伸びしろがあるので。まだ、頑張れそう」と自らに目を向けた。

 現役引退を表明して臨む26年ミラノ・コルティナ五輪シーズン。次戦はGP第4戦のNHK杯(大阪)を控え、GPファイナル(12月、名古屋)へつながる。五輪選考がかかる全日本選手権(12月、東京)も間近。「自信を持って最終選考に挑んで切符を勝ち取って、思い描いている結果になるように頑張りたい」と、気持ちを高めた。

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