自民党の高市早苗総裁は21日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出され、憲政史上初の女性首相が誕生した。自民、日本維新の会両党連立による高市内閣が正式に発足。

今後は物価高対策、議員定数削減などの課題に取り組む。

 高市氏は“勝負カラー”であるブルーのジャケットに、大粒のパールが連なったネックレスを身に着け本会議場に姿をみせた。投票を待つ間は時折笑顔もみられ、高市氏自身の投票が終わると議場は拍手に包まれた。衆院で1回目の投票で過半数を超える237票を獲得した結果が発表されると、深々と一礼。周りを見ながら6度頭を下げた。参院では立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票の末、選出された。

 首相指名選挙の内訳は、衆院は投票総数465票で、高市氏237票、野田氏149票、国民民主党の玉木雄一郎代表28票だった。参院は投票総数246票で、高市氏123票、野田氏44票、玉木氏25票だった。参院の決選投票は、高市氏125票、野田氏46票、2人以外の名前など無効票47票、白票28票だった。

 高市氏は4日に行われた総裁選の際と同じブルー+パールの組み合わせだが、ジャケットは鮮やかなロイヤルブルーからグレーがかった落ち着いたトーンに、ネックレスのパールはより大粒なものになっていた。

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