ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦は20日(日本時間21日)、ブルージェイズが逆転で制して、24日(同25日)からのドジャースとのワールドシリーズ進出を決めた。

 ドジャース・大谷翔平投手(31)にとってみると、ブルージェイズはちょっとやっかいな相手だ。

FAとなった23年シーズン終了後のオフ。「大谷争奪戦」が繰り広げられ、ゴール間近となった12月に、大谷が乗ったとされるチャーター機がロサンゼルス近郊の空港からトロントに向かったとされたが、全くの誤情報で、大谷はドジャース入りした。すると24年4月に敵地(トロント)でブルージェイズ戦に出場した際には痛烈なブーイングを浴びせられた。今年のワールドシリーズも大ブーイングは覚悟しなければいけないかもしれない。

 一方で、この日の第7戦で逆転3ランを放ち、突破の立役者となったブルージェイズの1番打者・スプリンガーもドジャースタジアムでは痛烈なブーイングを浴びせられるかもしれない。スプリンガーは、アストロズに所属していた17年にドジャースとのワールドシリーズに出場。ドジャースを破って世界一に立った。だが、後に同年のアストロズはサイン盗みをしていたことが発覚。当時の主力打者だったスプリンガー、ブレグマン(現レッドソックス)、アルテューベ(アストロズ)らは今でもドジャースタジアムでは強烈なブーイングを浴びている。

編集部おすすめ