自民党の高市早苗総裁は21日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出され、憲政史上初の女性首相が誕生した。自民、日本維新の会両党連立による高市内閣が正式に発足した。

  高市早苗氏は「鉄の女」と呼ばれた故サッチャー元英首相を尊敬。神戸大卒、松下政経塾出身。テレビ朝日のキャスターを蓮舫氏とともに担当したあと、1993年に無所属で初当選。自由党、新進党などを渡り歩き、96年に自民党入党。安倍第一次政権の06年に沖縄北方担当相で初入閣したため、いまも安倍晋三元首相を尊敬している。13年に女性初の党政調会長、総務相は計4年と歴代最長の期間務めた。政策的にはサイバー問題、経済安保、憲法など幅広い分野に精通する。

 学生時代は軽音学部でヘビーメタルバンドのドラムを担当。「ブラック・サバス」や「ディープ・パープル」などの楽曲をたたいていた。当時はバイクに乗るのも趣味で、愛車は「Kawasaki Z400GP」だった。阪神ファンだが、最近は選挙を考えてか推し発言は減少気味だ。

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