男子プロバスケットボールBリーグは21日、都内で会見を行い、来季スタートの「B革新」におけるクラブライセンス判定結果を発表した。2027~28年Bプレミアは新規加入がなく、26~27年シーズンの26クラブ中、25クラブが継続となった。

平均入場者数未達の富山には2500万円、神戸には1500万円の制裁金を科した。

 一方で三遠は、30日開催の臨時ライセンス判定理事会まで継続審議が行われる。島田慎二チェアマンは「ホームアリーナ基準準則の妥当性を判断するため」としている。三遠は愛知・豊橋市内に開業予定の新アリーナを使用するはずだったが、近隣住民の反対意見などがあり、工事がストップ。島田チェアマンは「24年11月から1年間に及ぶ様々な出来事があった。非常に複雑でまれなケース。論点を整理した上で本日も議論したが、30日の理事会で審議を行い(Bプレミア継続を)決定したい。25年6月末で基準の準則がかなわなかった。工事は再開したものの、28―29シーズンの開幕に開業が間に合わない。このあたりを勘案した上でどのようにするのか判断する」と話した。30日の臨時理事会の結果次第では27~28シーズンのBワン降格もあり得る。

 26~27シーズンのBワンは25クラブ、Bネクストは3クラブが参入する。

Bワンは22クラブが「仮入会」となった。Bネクストライセンスを交付された中で、基準を満たすと判断されたクラブがBワン参入を認める措置。島田氏は「Bワンの品質を確保した上で参入を認めることで、各クラブの成長を促す趣旨で設けた」と説明。「中長期的なスパンで仮を設けている。Bワンにいることによる成長機会があって、そこにいるからこそBプレミアを目指す足がかりになる。日々、上を目指したり、足腰の強い経営状況を作るために一定期間が必要」と狙いを話した。湘南についても債務超過解消のためのオーナーチェンジの観点から継続審議が行われる。

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