大相撲のロンドン公演を終えた日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)、横綱・大の里(二所ノ関)らが21日、羽田空港に帰国した。

 海外公演の開催は20年ぶりで、ロンドンでは34年ぶりだった。

前回と同じ会場のロイヤル・アルバート・ホールでチケットは全日程で完売。5日間合計で約2万7000人を動員する盛況ぶりで、大相撲の魅力を世界にアピールした。大の里は「すごく充実した5日間で、長くロンドンに滞在することができて楽しかった。たくさん応援していただいたので、それを力に変えられるように頑張りたい」と笑顔で振り返った。

 大の里は閉会式で英語でのスピーチも行った。来年6月にはパリ公演も控えているだけに「最後しっかりと締めさせてもらって、いい経験になった。気が早いけど、パリでも経験できるよう頑張りたい」と意欲。まずは九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)に向け、「しっかり切り替えて頑張りたい」と意気込んだ。

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