ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(33)が21日(日本時間22日)、オンライン取材に応じた。

 昨季ワールドシリーズを制覇し、今季は2連覇のかかるドジャース。

ベッツは「翔平、由伸、朗希と契約し、そうした補強を見れば、チームがどの方向を目指しているかは明らかだ。つまり俺たちは今勝ちたい、たくさん勝ちたいということだ。それを理解しているからこそ、自分たちが今置かれている状況がどれほど重要かを理解している。だから今、勝たなければならないという意識も強い。でも同時に、それを達成するには1日ずつ積み重ねるしかないこともわかっている。1試合ずつ勝っていくしかない。その積み重ねの先に、シーズンの終わりに結果がついてくるんだ。1日を大切にしなければ、最終的な目標には到達できない」と意気込みを口にした。

 ベッツは今季、体調不良で日本で行われた開幕シリーズを欠場。体重が10キロ以上も減ってチームよりも先に帰国するまさかのスタートとなり、今季はなかなか調子が上向かなかった。150試合に出場したが、20本塁打、82打点、打率2割5分8厘、8盗塁。昨季から本格的に転向した遊撃の守備ではゴールド・グラブ賞の最終候補に残るなど成長を見せたが、打撃では苦しんだ1年だった。

 だが、ポストシーズンに入ってからは状態が上向き、ここまで全10試合に「2番・遊撃」でフル出場し、41打数12安打の打率2割9分3厘、6打点と2年連続となるワールドシリーズ進出に貢献した。全体練習が公開された20日(同21日)には「この日々を楽しみながら今この瞬間に集中している。チームメイトたちと一緒に過ごして、次に向けて準備しているところだ」と、口にしていた。

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