ペイントレスラーの元祖として日米で活躍したザ・グレート・カブキさん(77歳、本名・米良明久)が営んできた居酒屋「BIG DADDY酒場 かぶき うぃず ふぁみりぃ」(東京・文京区春日)が、18日に完全閉店し、展示品がオークションにかけられることになった。

 1998年11月18日に飯田橋で「串焼き ちゃんこ かぶき」をオープン。

2016年3月21日に現店舗に移転。妻の米良安子さんと二人三脚で、ちゃんこ鍋、煮込み、毒霧ハイボール(緑・赤)などを提供し続け連日満員の盛況だったが、高齢を理由に23年12月27日に閉店。その後も常連客の要望で不定期開店してきたが、跡地のマンション開発の期限が迫り、10月18日に完全閉店。25日に展示品のオークションが開催されることになった。

 「27年間ありがとうございました。カウンターから笑顔でプロレス談議をしているお客様の顔を見るのが大好きで私達の元気の素でした。お店をやることで数多くの方たちに出会えたことは本当にうれしいことで幸せでした。これからの日々の生活の中でヒシヒシと寂しさを感じるのだと思いますが良い思い出を頂けたことに感謝しながら生きて行きたいと思います」と安子さん。

 居酒屋にはカブキさんと交友のあった国内外のレジェンドレスラーのお宝があり、お客さんを楽しませてきたが、これらの品々がオークションで提供される。カブキさんの忍者鎖帷子(くさりかたびら)はもちろん、スタン・ハンセンのテンガロンハット、ドリー・ファンク・ジュニアのジャンパー、マジック・ドラゴンのマスクやブルーザー・ブロディらのサイン入り写真パネルなど。元「週刊ゴング」編集長の清水勉氏が解説しながら進行する。オークションの参加方法は「BIG DADDY酒場かぶきうぃずふぁみりぃ」のフェイスブックで。

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