J2ジュビロ磐田は23日、プロ契約を今月17日付で締結したMF石塚蓮歩(れあ、磐田U―18)の会見をヤマハスタジアムで行った。

 石塚は静岡県浜松市出身で、中学時代から磐田の下部組織でプレー。

今季は2種登録で3月のルヴァン杯に出場し、6月にトップ昇格が内定。今月4日の甲府戦でリーグデビューしている。

 身長180センチと高さもあり、チームが2位につけるプリンスリーグ東海では、ハットトリックを2回記録するなどリーグトップの16得点。同席した藤田俊哉SDは「左足のシャープなシュートが強み」と評価した。

 トップチームは現在8位で、プレーオフ圏(6位内)への滑り込みを目指して戦っている。石塚は「J1昇格に向けて、戦力になれるよう頑張りたい」とあいさつした。

 チームが厳しい戦いを繰り広げている状況でのプロ契約締結。「戦力として考えられている。覚悟が決まった」と気を引き締めた。リーグ戦は甲府戦(1〇0)、徳島戦(0●4)と2試合連続で途中出場。「自分の良さを出せていないので、残り試合で貢献したい。ゴールを決めたい」と力をこめた。

U―18監督から急きょ昇格した、安間貴義・現トップ監督の「秘蔵っ子」が、残り5試合となった終盤戦でチームの起爆剤になる。

 なお、石塚はプレミアリーグ復帰を目指すU―18の試合にも出場することができる。

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