J1で14位の清水は23日、ホーム・東京V戦(25日)に向け、静岡市内で一部非公開調整した。DF蓮川壮大は今節、J通算100試合出場を迎える。

節目の一戦を完封で飾り、目標の10位以内をたぐり寄せる。

 これまでFC東京(U―23含む)、岩手、甲府、清水でプレー。J3で5試合、J2で60試合、J1で34試合に出場してきた。「J1で出続けて、レベルアップしたい思いが強くなった。圧倒的な選手になっていきたい」。プロ生活をスタートしたFC東京では出番に恵まれなかったが、今季は自身のキャリアで初めてJ1でのレギュラーと言える立場をつかんだ。「スピードはある程度負けない感覚がある」と、自信を深めつつある。

 前節(18日)の川崎戦は3―5。前半だけで4失点するなど、守備に大きな課題を残した。今週の練習ではあらためて寄せの意識を改善。「シュートを打たせない距離感を意識した。しっかり出していく」と修正を誓った。

 勝ち点1差で12位の東京Vはリーグ最少の22得点。開幕戦では1―0で完封勝ちしているが、油断はしない。「(秋葉監督からも)コンパクトでハイラインを求められている。強気にライン設定していきたい」。前からのアグレッシブな守備を披露し、自身の記念の一戦を5試合ぶりの白星で飾ってみせる。

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