来日中の、プロボクシングの世界主要4団体の一つ・世界ボクシング評議会(WBC)のマウリシオ・スライマン会長が23日、自身のインスタグラムで横浜市の大橋ジムを訪問したことを報告。大橋秀行会長(60)、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の4団体統一王者・井上尚弥(32)、元WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王者で現WBC世界同級2位の井上拓真(29)との4ショットを投稿した。

 「incredible visit(信じられないほどの素晴らしい訪問)」とつづったスライマン会長は、井上兄弟と肩を組んで笑顔。前日には東京・新宿区の帝拳ジムを訪問し、同ジムに所属するWBC世界バンタム級1位・那須川天心(27)らとのショットをアップしていたが、那須川と井上拓は11月24日、トヨタアリーナ東京で、中谷潤人(27)=M・T=が返上したWBC世界バンタム級王座のベルトを巡って戦う。世界中が注目する王座決定戦に出場する両雄を激励した模様だ。

 なお、スライマン会長は23日には中谷とも再会し、ランチをともにしたことをSNSで報告した。Xでは「我々の偉大なチャンピオン、ジュント・ナカタニとランチができて幸せだった」と投稿。中谷は10月21日付のWBC最新世界ランキングで、スーパーバンタム級1位に登場。井上が全てのベルトを持つ階級で、中谷はWBC、WBA、WBOで1位、IBFで3位にランクイン。IBFは1位と2位が空位のため、4団体全てでトップコンテンダーとなっている。来年5月には東京ドームで井上尚と中谷の対戦が期待されており、WBC会長は両雄を激励する機会を楽しんでいたようだ。

 親日家でもあるスライマン会長は前日、Xで「日本は信じられないほど素晴らしい」と投稿。「寒くて雨模様の朝に散歩していたら、少なくとも3人が私に傘をさし出してくれた」と感激した様子を伝えている。

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