◆2025年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(23日)

 巨人からドラフト4位で指名を受けた皆川岳飛(みなかわ・がくと)外野手(22)がルーキーイヤーからの定位置奪取を誓った。憧れの選手として掲げるのは中大OBで巨人で活躍した巨人・阿部監督と亀井打撃コーチ。

中大野手の巨人からの指名は04年4巡目の、その亀井コーチ以来。皆川は「阿部監督と、同じ外野手である亀井さんが目標。球界を代表する選手になれるように、練習を頑張って中央大の名に恥じないようないい選手になりたい。1年目からレギュラーを取れるように頑張っていきます」と感極まりつつ決意をにじませた。

 182センチ、88キロの右投げ左打ちの外野手で、大学では1年春からベンチ入り。広角に鋭い打球を打ち分け、今秋のリーグ戦ではここまで10試合打率4割2分9厘、9打点をマークしている。投手として147キロを計測するほどの肩と、確かな走力も兼ね備える。「打率を意識したバッティングや2ストライクからの粘り強さ、肩や足にも自信がある」と走攻守すべてがアピールポイントだ。阿部監督は「外野手もウチは課題なので。この順位で守備がうまい選手を獲れた。もちろん打つ方も期待してる」と活躍を願った。

 チームメートからは「がくと」と呼ばれている。

巨人には同じく外野手で若林楽人(がくと)がいる。「巨人でも、『がくと』と呼ばれたい」と笑みを浮かべた。走攻守3拍子そろったドラ4が指揮官のハートを射止め、レギュラーの座をつかむ。(宮内 孝太)

 ◆皆川 岳飛(みなかわ・がくと)2003年4月30日、群馬・館林市生まれ。22歳。前橋育英では3年夏に甲子園出場。東都大学リーグの中大では1年春からベンチ入りし、外野手のベストナインを3度獲得。今秋のリーグ戦では打率4割2分9厘でトップ(23日現在)。182センチ、88キロ。右投左打。

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