ドジャース大谷翔平投手(31)が敵地でのブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦前日の23日(日本時間24日)、カナダ・トロントのロジャーズセンターで行われた練習に参加し、ブルペン入りして39球を投げた。

 28日(同29日)の第4戦で先発見込みの大谷は、全体練習開始前にブルペンへ向かい、時折笑い声を響かせるなどリラックスした様子でスプリットなど変化球も交えながら39球を投げた。

練習前に行われた会見では全体練習でフリー打撃を行うことも予告していた。

 6月に投手復帰した今季は、本塁打王こそ逃したが自己最多の55本塁打。ポストシーズンではワイルドカードシリーズ第1戦の本拠地・レッズ戦で2本塁打を放って好スタートを切った。フィリーズとの地区シリーズでは第1戦に先発してポストシーズン初登板ながら6回3失点で勝利投手。打者としてはシリーズを通して苦しんだが、存在感を見せた。

 ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでもなかなか打撃の状態は上向かなかったが、先発した第4戦で投げては7回途中2安打無失点10奪三振、打っても初回先頭弾を放つなど3本塁打という投打で圧巻の活躍を見せて、4連勝突破に貢献した。

 ポストシーズンではここまで投手としては2試合に登板して2勝無敗、防御率2・25。12イニングを投げて19三振を奪っている。打者としては全10試合にフル出場し、41打数9安打の打率2割2分ながら、5本塁打、9打点をマークしている。投手としては第4戦の先発が予想されている。

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