ドジャース・ロバーツ監督が23日(日本時間24日)、24日(同25日)に敵地で迎えるブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦前日の会見に出席し、大谷翔平投手(31)に期待を込めた。

 昨年のヤンキースとのワールドシリーズは4勝1敗で世界一に輝いたが、大谷は第2戦で盗塁した際に左肩を負傷した影響もあり、計5試合で19打数2安打、打率1割5厘と本来の打撃は影を潜めた。

今年は第4戦に先発見込みで二刀流として挑む頂上決戦。指揮官は「ショウヘイにとって、まったく違うシリーズになることを願うよ。まず、健康な状態で臨めるのは本当に素晴らしいこと」と期待を寄せた。

 大谷はリーグ優勝決定シリーズでは、ブルワーズとの第4戦で3本塁打&10奪三振の離れ業を見せるなど、シリーズMVPを獲得した。指揮官は「前回の試合の良い流れを引き継げているのもいい兆し。昨年は、打席に立ってできる限りチームに貢献するという状態でしたが、今年は本格的に大きな活躍をする準備が整っている。翔平は打席だけでなく、ネクストにいる時も同じで、その影響力は常にある。打撃の調子がどうかに関わらず、試合に影響を与える力を持っているので、やはりその存在感を感じる」と語った。

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