大相撲の十両・三田(二子山)が24日、大阪・東大阪市の母校・近大で化粧まわし贈呈式に臨んだ。元大関・朝乃山(高砂)ら偉大なOBも着用しており「入門して近大の化粧まわしをいただくのが1つの目標だった」と感慨深げ。

秋場所は西十両4枚目で9勝6敗。新入幕をかけた九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)へ「勝ち越して優勝争いしたい」と意気込んだ。

 近大は完全養殖に成功したクロマグロが有名だが、相撲部も三田や朝乃山を始め角界の人気者を輩出している。「相撲部も伝統がある。アピールできたらいい」と“マグロ超え”に向けて、土俵での活躍を誓った。先場所は大いちょうの結えないざんばらでのぞんだが、九州場所はちょんまげ頭で挑む予定だ。

 ◆三田 大生(みた・たいき)2001年12月13日、栃木・大田原市生まれ。5歳の頃から相撲を始め、黒羽高では全国高校総体8強。近大進学。23年12月の全日本選手権で左膝の大ケガ。手術を受け、近大でリハビリし、24年秋場所に二子山部屋で初土俵。今年の夏場所で新十両。

名古屋場所で十両優勝。173センチ、124キロ。

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