J2札幌MF近藤友喜(24)が、先輩を倒し、2連勝をつかみにいく。札幌は24日、ホーム・水戸戦(26日)に向け、雨の中、宮の沢で調整した。

 右ウィングバックを務める近藤にとって、マッチアップする水戸DF大森渚生(26)は、日大の1学年上の先輩にあたる。敵地で4月に対戦した際は、ともに先発出場。近藤は前半23分、1―1に追い付くゴールを決めるも、試合は1―3で敗れた。「特長はお互いよく分かっているので。向こうは距離をとって守備してくるタイプ。仕掛けづらさみたいのはあるけど、そこを逆手に取れれば」と雪辱だけを思い描いた。

 今季は24日時点で4得点4アシスト。昨季の5得点3アシストに並ぶ結果を出しているが「相手が警戒してきたりというのもあるけど、去年に比べて手応えのある試合だったりっていうのは、僕の中ではない」と自身のプレーに納得はしていない。ただ残るリーグ戦は5試合。水戸に敗れれば6位以内のプレーオフ圏進出が消滅する可能性もある状況に、改めて気持ちを奮い立たせた。

 「得点、アシストともあと1ずつできれば5、5に乗る。そこは意識してやりたい」。

合わせて10得点に貢献する数字を絶対目標に掲げた上で「今年なかなかうまくいっていない葛藤みたいなのは自分の中ではあるが、解決していくのはピッチ上でしかない。解決できるようなプレーができたら良い」と前を向いた。昨季から札幌でプレーする近藤が、ホームで得点かアシストを挙げた試合は2勝3分けの負けなし。うっぷんを晴らす活躍を見せれば、勝利の確率は高くなる。

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