24日放送のフジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜・午後2時48分)では、高市早苗首相がこの日午後2時から衆参両院の本会議で、首相就任後初めての所信表明演説を行ったことを速報した。

 同番組では、高市首相の演説内容を(1)物価高対策 5分7秒、(2)外交・安全保障 4分18秒、(3)地方と暮らしを守る 3分59秒などかけた時間の長さで分析。

 コメンテーターで出演の社会学者・古市憲寿氏は「まずはせっかく連立を組んだ維新が維新カラーをどれだけ出せるかですよね」と話し出すと「企業・団体献金の規制の話もありましたけど、社会保障改革にどれくらい踏み込めるかだと思うんですよ」と問題提起。

 その上で「現役世代の負担を減らすってことを高市さんも言ってはいると思うんですけど、じゃあ、どうやって減らすのか。増税しますかと。もしくは今の高齢者に対する給付を減らすのかとか。そういう具体案がなくて社会保障費って言っても難しいと思うんですよ」と続けると「要は高齢者が実際に損をする話になりかねないので、そのことを説得できるのかってことが一番難しいと思うんですけど、できるのか。後は既得権益っていうものが日本にはあって、維新がずっと言ってるように既得権益というものを壊してくれるのか。維新の本気度も問われるし、高市さんの本気度も問われると思う」と指摘。

 「安全保障っていう言葉って便利で経済安全保障とか言われますけど、結局、軍事とかの分野に補助金を出して終わりの話になっちゃう可能性もあるわけですよ。要は安全保障って言っちゃえば補助金が正当化されるから。結局、それって日本の古い体制を守ることになるんじゃないの?ってことにもなりかねない」と話すと「だから、ちゃんと日本を本当に変えてくれるかってことが高市カラーだけじゃなくて維新の責任みたいなものが問われていると思います」と続けていた。

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