準備万端だ。ドジャース・大谷翔平投手(31)がワールドシリーズ(WS)第1戦の敵地・ブルージェイズ戦を翌日に控えた23日(日本時間24日)、前日練習でフリー打撃を行い、推定飛距離150メートルの特大弾を放つなど14本のサク越えで好調ぶりを見せた。
乾いた打球音と、スタンドにボールが落下する鈍い音が球場に響き続けた。大谷は敵地の全体練習でフリー打撃を敢行。33スイングで14本がサク越え。フルスイングではなかった最初の11スイングを除くと、22スイングで13本と半分以上がフェンスを越えた。5階席前方に当たる推定飛距離150メートルの特大弾も放った。「外でしか確認できないようなことをしっかり。あまりシーズン中は必要なかったですけど、試合も少ないのでそういうところを確認したい」。確認ポイントは「内緒ですね」としたが、充実の表情だった。
フィリーズとの地区Sから6試合は25打数2安打の打率8分。だがブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦前日には開幕後初めてフリー打撃を行い感覚を取り戻すと、第4戦で3発を放った。
昨季は第2戦で左肩を脱臼。試合中もベンチ裏で治療を受けるなどギリギリの状態だった。「正直最後の3戦とかはあまり覚えていない。本当の意味で(WSの)すべてを味わったわけではない。そこも新たな経験」と、二刀流で挑む頂上決戦を心待ちにしている。
打撃練習前には第4戦の先発に向けブルペンで投球練習。笑い声がドーム内に響くなど、リラックスした様子だった。2年連続WS制覇となれば球団初で、1998~2000年に3連覇したヤンキース以来。
(安藤 宏太)
◆大谷とブルージェイズ 大谷はFAだった23年シーズン終了後、極秘でフロリダ州のブルージェイズキャンプ施設を訪問し、球団幹部と面談。その後、ロサンゼルス近郊の空港からトロントにチャーター機が飛んだ。大谷が搭乗しているという噂(うわさ)が広まったが、乗っていたのは大谷ではなかった。ただの勘違いだったが、期待を抱いたファンは昨年トロントでの試合で強烈なブーイングを浴びせた。










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