◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ブルージェイズ―ドジャース(24日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 ドジャースのブレーク・スネル投手が第1戦に先発し、2―2の6回無死満塁の場面で降板した。2番手には右腕シーハンがマウンドに上がったが、直後にシーハンがクレメントに中前適時打を浴びて勝ち越しを許すと、さらに押し出し四球と適時打で3点を失った。

1死満塁の場面で、3番手左腕バンダを投入したが、バージャーに満塁弾を浴びた。さらに、カークにも2ランを浴び、この回だけで一挙9失点となり、2―11となった。

 先発したスネルは5回0/3を投げて、8安打1本塁打、4四死球4奪三振、5失点の内容。6回は先頭ビシェットに四球を許すと、カークには一、二塁間を破る右前打、さらにバーショには死球で無死満塁としてマウンドを降りた。

 2点リードの4回無死一塁の場面でバーショにバックスクリーンへの同点2ランを浴びた。連続無失点イニングは「17」でストップ。チームとしては山本由伸投手がブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に初回先頭打者弾を浴びて以来の被弾となった。

 ドジャース打線は2回に先頭のスミスが四球を選ぶと、1死からマンシーが左安。1死一、二塁からE・ヘルナンデスがしぶとく中前にはじき返し、二塁走者のT・ヘルナンデスが先制のホームを踏んだ。1点リードの3回無死一、二塁で迎えた2打席目には、スミスが右前適時打を放ち、リードを2点に広げた。

 今季ドジャースに加入したサイ・ヤング賞2度の実績を持つスネルは、開幕直後に左肩を痛めて離脱。8月に復帰したが、レギュラーシーズンでは11登板5勝4敗、防御率2・35だった。

だが、ポストシーズンでは先発の柱としてチームに貢献。レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦では7回4安打2失点9Kの好投。フィリーズとの地区シリーズ第2戦では6回1安打無失点9Kとすると、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズの第1戦も8回無失点10Kの好投で3戦連続で白星をマークしていた。

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