女優の仁村紗和が25日、都内で自身初の写真集「燦爛(さんらん)」(扶桑社)の発売記念会見を行った。

 ロケは「温かい地で撮りたい」という仁村の希望もあって、台湾・台南で行われた。

気温だけでなく、人、街の温かさも出た一冊。「ゲリラ的に『ここで撮りたい』と言って、声をかけたりして」。半年ほど練った構想にはなかった、薬局や民家での撮影も行った。メイクなし、前髪あり、私服というサッカーのユニホーム姿など、自らを色々な角度から表現した。

 写真集のためにダイエットにも取り組んだ。「台南に着いても、いっぱいは食べられなかった。小籠包(ショウロンポウ)10個くらいいけたけど、2―3個くらいで止めました」と撮影の1日目までは現地グルメも控えめにするなど対策。しかし小籠包の衝動は抑えられず、撮影を終えて同店に再訪。店は休みだったそうで「また来いということだなと思いました」と再訪を決意した。

 昨年、芸能界デビューから10年を迎えた。「地道に一段一段上がってきたような感覚。わからないことだらけで、全てが新しくて全部が楽しかったし、苦しかった」と回想。

一方でこのタイミングで写真集という新たな挑戦に踏み切り「ものとして(自分の姿を)反映したことがなかった。自分という色を出せたのは初めて」と喜んだ。

 できばえには、悩みながらも「…125点」。制作に携わったことで「自分で1つの物を作ることに楽しさを感じた」と新たな発見をし「本、写真、動画かわからないけど、自分で0から作ってみたい。編集の仕事はしたことないけど、マネジャーさんが台南でたくさん動画を撮ってくれたので、編集してみようかな。編集してナレーション入れて」と意欲を見せた。

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