女優の蒼井優が25日、都内で映画「ミーツ・ザ・ワールド」(松居大悟監督)の公開記念舞台あいさつに共演の杉咲花、南琴奈らと登壇した。

 作家・金原ひとみ氏の同名小説が原作。

新宿・歌舞伎町を舞台に、二次元オタクの主人公・三ツ橋由嘉里(杉咲)が新たな世界と出会う姿を描いた作品となっている。

 毒舌な作家・ユキ役を務める蒼井は映画「アズミ・ハルコは行方不明」以来約10年ぶりに松居監督の作品に出演。「当時30歳とかだったと思うんですけど、私にとって最後の青春だった。学生映画を撮っているような、熱量と愛でなんとかするぞ、みたいな。10年たっても、映画に対する愛情をお互い失うことなく再会できたことがうれしい」と感激している様子だった。

 撮影では、ラーメンを食べるシーンが印象に残っているという。「ナイトシフトで撮影をすることが多かったので、深夜のラーメン最高でした!家では『あーやっちゃってるな』って1人で抱えなきゃいけないんですけど、一緒に痛み分けみたいな感じでできて良かったです」と共演した杉咲と目を見合わせ、ほほえんだ。

 作品タイトルにちなみ、新たな世界に出会った経験を聞かれると、フリップに「30歳」と記入。今年で40歳を迎えた蒼井だが、「30歳になったときにしっくりくる年齢になったぞって感じがあった。30になった時に私の足で立った気がして、新しい扉が開いた気がしました」と振り返った。

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