サッカーJ1横浜FMのOBで元日本代表DF中沢佑二氏が25日、横浜FM―広島戦(日産スタジアム)の試合前に「レジェンドトークショー」を行った。

 17年在籍したクラブは、今季開幕から低迷し、残り4試合の時点で残留争いの渦中にいる。

名門クラブがかつてない苦境に陥っているが、リーグ連覇(03、04年)に貢献し、18年限りで現役を引退した“ボンバー”は「今やっと少しずつ良くなって、元の姿に戻りつつある。元々、心配はしていない。いる選手もしっかりしているし、まだ喜田がいるから。喜田がいる限り大丈夫だと思っています。キー坊が頑張ってくれる」と、生え抜きでプレーする主将MF喜田に期待を込めた思いを口にした。

 中沢氏は喜田のことを高卒1年目から見てきただけに「僕が知っている、キー坊は永遠の18歳だから。高校生くらいから見ているので。今は30(1)だからね。考えられない。すごく成長したんじゃないかなと思います。プレーはもちろん、人間的にも、もともと真面目だけど、それがチームのためにキャプテンシーを発揮できるような選手になったんじゃないかな。頼もしいですよ」と、太鼓判を押した。

 主将を中心としたチームは後半戦は復調し、現在残留圏内の17位。広島戦、次節の京都戦に連勝し、横浜FCが2試合で勝ち点1以下の場合は残留が確定する。それだけに、中沢氏も「今シーズンはとにかく残り試合を勝ってもらって、来シーズンにつなげてもらえれば」と話した。

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