東京11R・アルテミスステークス・G3・馬トク激走馬=ハッピーエンジェル

 デビュー2連勝でオープンのダリア賞を制したジョーカプチーノ産駒。メンバー唯一の2勝馬ながら、血統背景からか、地味な存在に甘んじている。

 そのダリア賞は大外9番枠からスムーズにハナヘ。前半600メートル通過35秒3のペースを刻んで、2着のタイセイボーグに1馬身3/4差をつけた。

 三浦騎手は「返し馬で長くいい脚を持続して使えるイメージがあったので、ハナに行く形も頭に入れていました。終始物見をしながら押し切ってくれました」とコメント。1200、1400メートル連勝に武市調教師も「この子はオンとオフがはっきりしている。マイルも一度試してみたい」と振り返った。

 9月30日に美浦へ帰厩し、坂路、Wコースで時計5本。活気ある走りで好気配を維持できている。普段はおっとり、競馬に行けば真面目という競走馬向きのメンタル。試金石の一戦ではあるが、ゲートをクリアして、スムーズにハナに立てば、粘りこみも十分。

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